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Q5:プロテクタ開閉時の注意事項を教えてください。
A5:下記の点にご注意ください。
(1)水しぶきや砂のかかるおそれのない場所で、開閉してください。
(2)前蓋と後蓋のすき間、バックル等凹凸の有る個所に付着した水滴を拭取ってください。
開けたときにプロテクタ内に水滴が流れ込むおそれがあります。
(3)プロテクタを開ける際に、髪の毛や身体から、プロテクタ内やカメラの上に水滴が
落ちないようご注意ください。
(4)開いたプロテクタのOリングとOリング接触面に、砂、繊維くず等異物の付着がな
いことを確認してください。取外したプロテクタ本体とポート部のOリング面も同
様に確認してください。
(5)海水のついた手でカメラや記録メディアに触らないようにしてください。
(6)撮影中に水滴等、水漏れの兆候を発見した場合は、直ちに潜水を中止し、再度、水漏
れのテストを行い水漏れの有無を確認してください。カメラが濡れていたら水分を
拭取り動作を確認してください。
Q6:使用後のプロテクタの取扱いを教えてください。
A6:使用後のプロテクタはなるべく早くカメラを取り出し、真水で洗ってください。海で
使用した場合は塩分を落とすために一定時間漬けておくと効果的です。真水の中で
ボタン・レバーを操作し軸回りの塩分を洗い流してください。水洗い終了後塩分の付
いていない乾いた布で水分を拭取り、陰干しで乾燥させてください。乾燥させるため
にヘアドライヤー等の温熱風を使用したり、直射日光にさらすことは避けてください。
高温や直射日光にさらすとプロテクタの変形・変色・破損やOリングの劣化の原因と
なります。プロテクタ内部は乾いた繊維くずの出ない柔らかい布で拭いてください。
Oリングを外して塩分・砂・埃等の付着物を拭取り、さらにOリングがはめ込まれ
ていた溝と、Oリングが接触していた面も同様に付着した汚れを拭取って乾燥させ
てください。Oリングを溝から外すときに先端の鋭利なものを使用するとOリングに
傷を付けて水漏れの原因となることがあります。必ず付属のOリング取り外し用ピ
ックをご使用ください。
Q7:水漏れ有無の確認方法を教えてください。
A7:事前テストとカメラ装填後の最終テストで確認してください。事前テストはカメラを
プロテクタに入れずにご使用深度に沈めて水漏れの有無を確認するのがいちばん確
かですが、実施が難しい場合は水深1メートル程度のところやバスタブでのテストで
も実施した方が安全です。最終テストはバスタブやバケツでも実施可能です。
Q8:水没事故の原因を教えてください。
A8:水没事故は主に下記のことが原因で起こります。特に念入りに確認してください。
(1)Oリングの取付け忘れ
(2)Oリングの一部または全部が溝から外れていた
(3)Oリングの傷、変質、または変形
(4)Oリングへの砂・繊維くず・髪の毛等異物の付着
(5)Oリング溝、Oリング接触面への砂・繊維くず・髪の毛等異物の付着
(6)プロテクタを密閉する際の、ストラップ、シリカゲル包装袋等の挟み込み
(7)船上から海へ放り投げたり、プロテクタを持ったまま水中に飛び込む等プロテクタ
に瞬間的に強い力がかかったとき。水中に入る際は手渡しを行うなど衝撃を与えな
いようご注意ください。
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